111(いちいちいち)

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狛犬~コマイヌサン

図書館で借りた『日本全国 獅子・狛犬ものがたり』という本が面白かったので、ネットも参考にしながら、「狛犬」に関する話を簡単に纏(まと)めてみました。

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< キーフレーズ >
「始」から「終」まで

 
昭和16年に、小学校の名称が、尋常小学校から国民学校に変わりました。

昭和18年印刷の国民学校国語教科書『ヨミカタ 一』は次のような言葉で始まっています。

「アカイ アカイ アサヒ アサヒ

ハト コイ コイ

コマイヌサン ア コマイヌサン ウン」

 
なぜ「コマイヌ」を教科書に取り上げたのでしょうか?

神社に置かれている狛犬は、天皇陛下と神を守護する霊獣です。

ということは、政府は、子供達に天皇陛下と日本を護る心を根付かせようとして、「コマイヌ」という言葉を教科書に入れたのだと考えられます。

昔の子供達は、神社を護っている狛犬が対となって「あ」「うん」と言っている事を習っていたんですね。

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口を「あ」と開けている角(つの)無しの狛犬。

口を「うん」と閉じている角ありの狛犬。

漢字にすると「阿吽」。

「あうん」は、サンスクリット語の「a」(最初の音)と「hum」(最後の音)の事。

「阿」は吐く息、「吽」は吸う息を表します。
そこから、2人の人物がピッタリと息が合って、気持ちが通じ合っている様(さま)を「阿吽の呼吸」と呼ぶようになりました。

最初の音「a」と最後の音「hum」。
生まれた時は「おぎゃ~」「あ~」と口を開け、死ぬ時は口を閉じる。
つまり、「a-hum」で、物事の始めから終わりまでを表しています。

また、「a」を初発の「悟りたいという思い」(菩提心 -ぼだいしん-)、「hum」をその結果としての「悟り」(涅槃 -ねはん-)とも云われています。

(補足)
日本語の50音図はサンスクリット語を基礎にしていると云われています。

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≪参考文献≫
・上杉千郷 (2008)『日本全国 獅子・狛犬ものがたり』戎光祥出版

 
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