カテゴリー
言の葉【ことのは】

「使役」

●古典文法に於ける「使役」の大和言‥‥
使かせ
働かせ
【●いにしへぶみ あやのり に おける「シエキ」の やまと こと‥‥
はたらかせ
はたらかせ】

 
≪參ね物等【たづね もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
言の葉【ことのは】

「瞬間」

●「瞬間」の大和言‥‥
瞬か
束の間
【●「シュンカン」の やまと こと‥‥
はつか
つか の ま】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●例の文‥‥
一念かの心とは、瞬か瞬かに動き出づる心を云ふ也。
【●たぐひ の あや‥‥
ひ はつか の こころ と は、はつか はつか に うごき いづる こころ を いふ なり。】

●例文‥‥
一念かの心とは、瞬か瞬かに動き出づる心を云ふ也。
[訳]
一念心とは、瞬間、瞬間に発動する心のことをいう。
【●レイブン‥‥
ひ はつか の こころ と は、はつか はつか に うごき いづる こころ を いふ なり。
[ヤク]
イチネン シン と は、シュンカン、シュンカン に ハツドウする こころ の こと を いう。】

 
≪參ね物等【たづね もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
言の葉【ことのは】

「調べる」

●「調べる」の大和言‥‥
參ぬ
【●「しらべる」の やまと こと‥‥
たづぬ】

 
●「たづぬ」に當つる漢字‥‥
參ぬ,調ぬ
【●「たづぬ」に あつる からかた‥‥
たづぬ,たづぬ】

●「たづぬ」に当てる漢字‥‥
参ぬ,調ぬ
【●「たづぬ」に あてる カンジ‥‥
たづぬ,たづぬ】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●例の文句ひ‥‥
「何者の家ぞ」と調ねさせ給ひければ、
([出づる典]大鏡(一部改め))
(「させ」:使かせの動き助け詞「さす」の意活き連なりの形。
「ば」:確定まり順接ぎ(偶然か)の助け詞「ば」。)
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
「なにもの の いへ ぞ」と たづね させ たまひ けれ ば、
([いづる ふみ]おほかがみ(ひ ところ あらため))
(「させ」:はたらかせ の うごき たすけ こと「さす」の こころ いき つらなり の かた。
「ば」:かた さだまり ことはり つぎ(たまさか)の たすけ こと「ば」。)】

●例文句‥‥
「何者の家ぞ」と調ねさせ給ひければ、
([出典]大鏡(一部改め))
(「させ」:使役の助動詞「さす」の連用形。
「ば」:確定順接(偶然)の助詞「ば」。)
[訳]
「何者の家か」と調べさせなさったところ、
【●レイ モンク‥‥
「なにもの の いへ ぞ」と たづね させ たまひ けれ ば、
([シュッテン]おおかがみ(イチブ あらため))
(「させ」:シエキ の ジョドウシ「さす」の レンヨウケイ。
「ば」:カクテイ ジュンセツ(グウゼン)の ジョシ「ば」。)
[ヤク]
「なにもの の いえ か」と しらべ させ なさっ た ところ、】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
≪參ね物等【たづね もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
言の葉【ことのは】

「理解する」

●「理解する」の大和言‥‥
解く
【●「リカイする」の やまと こと‥‥
わく】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●「わく」に當つる漢字‥‥
解く,理く,分く
【●「わく」に あつる からかた‥‥
わく,わく,わく】

●「わく」に当てる漢字‥‥
解く,理く,分く
【●「わく」に あてる カンジ‥‥
わく,わく,わく】

 
●例の文句ひ‥‥
(     )
[譯き 一]
分からない
[譯き 二]
理解できない
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
(     )
[とき ひ]
わから ない
[とき ふ]
リカイ でき ない】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●例の文句ひ‥‥
分く能は不
[譯き 一]
分からない
[譯き 二]
理解できない
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
わく あたは ず
[とき ひ]
わから ない
[とき ふ]
リカイ でき ない】

「わく」:カ行四段活用

 
●例の文句ひ‥‥
意の分かるる單つ語
(「るる」:能ひの動き助け詞「る」の體連なりの形)
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
こころ の わか るる ひつこと
(「るる」:あたひ の うごき たすけ こと「る」の な つらなり の かた)】

●例文句‥‥
意の分かるる単つ語
[訳]
意味の分かる単語
(「るる」:可能の助動詞「る」の連体形)
【●レイ モンク‥‥
こころ の わか るる ひつこと
[ヤク]
イミ の わかる タンゴ
(「るる」:カノウ の ジョドウシ「る」の レンタイケイ)】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
≪參ね物等【たづね もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
言の葉【ことのは】

「なふ」(古語)

{鍵となる文句ひ}
「あふ」より「なふ」へ
【{かぎ と なる あや さかひ}
「あふ」より「なふ」へ】

{キーフレーズ}
「あふ」から「なふ」へ
【{キーフレーズ}
「あふ」から「なふ」へ】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●「なふ」に當つる漢字‥‥
平ふ。
均ふ。
正ふ。直ふ。
竝ふ。
比ふ。
【●「なふ」に あつる からかた‥‥
なふ。
なふ。
なふ。なふ。
なふ。
なふ。】

●「なふ」に当てる漢字‥‥
平ふ。
均ふ。
正ふ。直ふ。
並ふ。
比ふ。
【●「なふ」に あてる カンジ‥‥
なふ。
なふ。
なふ。なふ。
なふ。
なふ。】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●「なふ」の意‥‥
平す。
均す。
正す。直す。
竝ぶ。
比ぶ。
【●「なふ」の こころ‥‥
ならす。
ならす。
なほす。なほす。
ならぶ。
くらぶ。】

●「なふ」の意味‥‥
平らにする。
平均化する。
(「正しくする」の意の)直す。
並べる。
比べる。
【●「なふ」の イミ‥‥
たいらに する。
ヘイキンカする。
(「ただしく する」の イ の )なおす。
ならべる。
くらべる。】

 
●「なふ」の語源‥‥
合ふ。
合はす。
【●「なふ」の こともと‥‥
あふ。
あはす。】

●「なふ」の語源‥‥
合う。
合わせる。
【●「なふ」の ゴゲン‥‥
あう。
あわせる。】

 
●「あふ」より「なふ」へ‥‥
「合はす」行ひに別の行ひを加ふる故、
「ahu」に「n」音を加へて「nahu」となりぬ。
【●「あふ」より「なふ」へ‥‥
「あはす」おこなひ に ほか の おこなひ を くはふる ゆゑ、
「ahu」に「n」おと を くはへ て「nahu」と なり ぬ。】

●「あふ」から「なふ」へ‥‥
「合わせる」行為に別の行為を加えるため、
「ahu」に「n」音を加えて「nahu」となった。
【●「あふ」から「なふ」へ‥‥
「あわせる」コウイ に ベツ の コウイ を くわえる ため、
「ahu」に「n」オン を くわえ て「nahu」と なっ た。】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●「なふ」(語源 → 意転び)一‥‥
(語源)「合はす」
→(低き地に土砂を合はせ、地を平らかにす)
→「平す,平らぐ」
→「均す」
【●「なふ」(こともと → こころ まろび)ひ‥‥
(こと もと)「あはす」
→(ひくき つち に つちすな を あはせ、つち を たひらかに す)
→「ならす,たひらぐ」
→「ならす」】

●「なふ」(語源 → 転意)1‥‥
(語源)「合わせる」
→(低い地盤に土砂を合わせて、地面を平坦にする)
→「平す,平らにする」
→「均す,平均化する」
【●「なふ」(ゴゲン → テンイ)イチ‥‥
→(ひくい ジバン に ドシャ を あわせ て、ジメン を ヘイタン に する)
→「ならす,たいらに する」
→「ならす,ヘイキンカする」】

 
●「なふ」(語源 → 意転び)二‥‥
(語源)「合はす」
→(低き地に土砂を合はせ、地を平らかにす。)
→「平す,平らぐ」
→(平らかなる地面といふ、然るべき基準に、盛れる土を合はす。)
→(然るべき基準に、或る物を合はす。)
→「直ふ,正ふ」
→(基準と爲る物と或る物を竝べて比ぶ。)
→「竝ぶ」「比ぶ」
【●「なふ」(こともと → こころ まろび)ふ‥‥
(こと もと)「あはす」
→(ひくき つち に つちすな を あはせ、つち を たひらかに す。)
→「ならす,たひらぐ」
→(たひらかなる つちおも と いふ、しかる べき もと のり に、もれ る つち を あはす。)
→(しかる べき もとのり に、ある もの を あはす。)
→「なふ,なふ」
→(もと のり と なる もの と ある もの を ならべ て くらぶ。)
→「ならぶ」「くらぶ」】

●「なふ」(語源 → 転意)2‥‥
(語源)「合わせる」
→(低い地盤に土砂を合わせて、地面を平坦にする。)
→「平す,平らにする」
→(平坦な地面という、そうあるのが相応しい基準に、盛った土を合わせる。)
→(そうあるのが相応しい基準に、ある物を一致させる。)
→(「正しくする」の意の)「直す」
→(基準となる物とある物を並べて比べる。)
→「並べる」「比べる」

【●「なふ」(ゴゲン → テンイ)ニ‥‥
(ゴゲン)「あわせる」
→(ひくい ジバン に ドシャ を あわせ て、ジメン を ヘイタン に する。)
→「ならす,たいらに する」
→(ヘイタンな ジメン と いう、そう ある の が ふさわしい キジュン に、もっ た つち を あわせる。)
→(そう ある の が ふさわしい キジュン に、ある もの を イッチさ せる。)
→(「ただしく する」の イ の)「なおす」
→(キジュン と なる もの と ある もの を ならべ て くらべる。)
→「ならべる」「くらべる」】

 
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス
・やまとことばのみちのく

(アクセス日:2018/6/15)

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
言の葉【ことのは】

「一念」

●「一念」の大和言‥‥
一念か
【●「イチネン」の やまと こと‥‥
ひ はつか】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●「一念か」とは‥‥
一.極めて短き時。
二.瞬く間。
【●「ひ はつか」とは‥‥
ひ.きはめて みじかき とき。
ふ.またたく ま。】

●「一念」とは‥‥
1.非常に短い時間。
2.瞬間。
【●「イチネン」とは‥‥
イチ.ヒジョウに みじかい ジカン。
ニ.シュンカン。】

 
●「はつか」に當つる漢字‥‥
念か,僅か,瞬か,
秒か(意:時の單位)
【●「はつか」に あつる からかた‥‥
はつか,はつか,はつか,
はつか(こころ:とき の ひ くらゐ)】

●「はつか」に当てる漢字‥‥
念か,僅か,瞬か,
秒か(意味:時間の単位)
【●「はつか」に あてる カンジ‥‥
はつか,はつか,はつか,
はつか(イミ:ジカン の タンイ)】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
クイズ 言の葉【ことのは】

変格活用のクイズ(古典文法)

[問題]
サ行変格活用、カ行変格活用、ナ行変格活用を
下二段活用から変形する時、
変形した活用形の数はそれぞれいくつか?

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
[答]
サ変は1個
カ変は3個
ナ変は3個

 
[解説]

サ行下二段活用[せ/せ/す/する/すれ/せよ]
サ行変格活用 [せ/し/す/する/すれ/せよ]
(連用形が変形)

カ行下二段活用[け/け/く/くる/くれ/けよ]
カ行変格活用 [こ/き/く/くる/くれ/こよ]
(未然形・連用形・命令形が変形)

ナ行下二段活用[ね/ね/ぬ/ぬる/ぬれ/ねよ]
ナ行変格活用 [な/に/ぬ/ぬる/ぬれ/ね]
(未然形・連用形・命令形が変形)

 
[問題]
サ行変格活用、カ行変格活用、ナ行変格活用を
下二段活用から変形する時、
変形しない活用形は?

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
[答]
終止形、連体形、已然形。

 
≪關はり有る文章【かかはり ある ふみ あや】(関連記事)≫
「サ行変格活用」(古典文法)
「カ行変格活用」(古典文法)
「ナ行変格活用」(古典文法)
四段・下二段・下一段・サ変・カ変・ナ変・ラ変の覚え方(古典文法)

 
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
言の葉【ことのは】

「運く」【はく】(古語)

●「運く」の意‥‥
物を或る所より他の所へ移す
【●「はく」の こころ‥‥
もの を ある ところ より ほか の ところ へ うつす】

●「運く」の意味‥‥
物をある場所から他の場所へ移す
【●「はく」の イミ‥‥
もの を ある バショ から ほか の バショ へ うつす】

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●「はく」(語源と転化)1‥‥
息を吐く音(「ハー」「フー」)
→「(息を)吐く」「(息を)吹く」
→ 息を吹くように風が塵【ちり】を払うことから
→「掃く」【はく】(意:塵を払い除く)
→「運く」【はく】(意:物をある場所から他の場所へ移す)

 
●「はく」(語源と転化)2‥‥
息を吐く音(「ハー」「フー」)
→「(息を)吐く」「(息を)吹く」
→ 息を吹くように風が塵【ちり】を払うことから
→「掃く」【はく】(意:塵を払い除く)

 
●「はく」(語源と転化)3‥‥
息を吐く音(「ハー」「フー」)
→「(息を)吐く」「(息を)吹く」
→ 風が輪を描くように塵【ちり】を払うことから
→「回く」【はく】(意:輪を描くように動く)→(転じて)
→「巡く」【はく】(意:回ってまた元に戻る)→(転じて)
→「還く」【はく】(意:元へ戻る)

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●派かれ生まれ‥‥
・「運く」→「運ぶ」
・「運く」→(名詞化はり)→「運か」
【●わかれ うまれ‥‥
・「はく」→「はこぶ」
・「はく」→(な こと かはり)→「はか」】

●派生‥‥
・「運く」→「運ぶ」
・「運く」→(名詞化)→「運か」
【●ハセイ‥‥
・「はく」→「はこぶ」
・「はく」→(メイシカ)→「はか」】

 
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス
・やまとことばのみちのく

(アクセス日:2018/6/10)

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
言の葉【ことのは】

「すゑ」(古語)

●「すゑ」の意味‥‥
➀ 結果
➁ 子孫

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
●結果の意の「すゑ」の例‥‥
因と果
【もと と すゑ】
[訳]
原因と結果

 
●子孫の意の「すゑ」の例‥‥
女の裔
【をんな の すゑ】
([出典]創世記 第3章)
[訳]
女の子孫

 
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

カテゴリー
言の葉【ことのは】

動詞の前にある単語の活用形は?(古典文法)

●動詞の前にある単語の活用形は?

連用形。

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
[解説]
連用形は用言に連なる。
用言とは、自立語かつ活用する単語、
すなわち、動詞、形容詞、形容動詞。

 
[例]
田舎人多く詣でたりけり
【ゐなかびと おほく まうで たり けり】
(『源氏物語』(一部改め))
[訳 1]
田舎の人が多く詣でていた。
【いなか の ひと が おおく もうで て い た。】
[訳 2]
田舎の人々が沢山参詣していた。
【いなか の ひとびと が タクサン サンケイし て い た。】
[品詞]
「おほく」:形容詞「おほし」(ク活用)の連用形。
「まうで」:動詞「まうづ」の連用形。
「おほく」+「まうで」:連用形 + 用言(動詞)

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ