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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

無量義経(むりょうぎきょう)2

[キーフレーズ:多くの人々]

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●原文
与大比丘衆万二千人倶
(与 大比丘衆 万二千人 倶)
(よ だいびくしゅう まんにせんにん く)

●書き下し文
大比丘衆だいびくしゅう 万二千人まんにせんにんともなりき。

●訳
(お釈迦様しゃかさまは、)12000人の出家しゅっけ修行者しゅぎょうしゃと共にいた。

●言葉の意味
・与(読み)・・・
ヨ。
・与(意味)・・・
~と(ともに)。
比丘びく・・・
出家した修行者。
・倶(読み)・・・
ク。とも。
・倶(意味)・・・
一緒に。

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●原文
菩薩摩訶薩八万人
(菩薩 摩訶薩 八万人)
(ぼさつ まかさつ はちまんにん)

●書き下し文
菩薩摩訶薩、八万人あり。

●訳
菩薩が8万人いた。
●言葉の意味
菩薩摩訶薩ぼさつまかさつ・・・
人々と共に歩み、教えに導く高級神霊しんれい

●別の訳
菩薩や摩訶薩が8万人いた。
●言葉の意味
菩薩摩訶薩ぼさつまかさつ・・・
悟りを求める修行者しゅぎょうしゃ(菩薩)と一般人を悟りへと教え導く者(摩訶薩)。
菩薩は菩提薩捶ぼだいさったの略。「菩提」が「悟り」、「薩捶」が「人」。「菩提薩捶ぼだいさった」は「悟りを目指す人」。

●別の訳 2
悟りを求める人々と偉大な人々が8万人いた。
●言葉の意味
菩薩摩訶薩ぼさつまかさつ・・・
菩薩は菩提薩捶ぼだいさったの略。「菩提」が「悟り」、「薩捶」が「人」。「菩提薩捶ぼだいさった」は「悟りを目指す人」。
「摩訶」が「偉大な」、「薩」が「人」。「摩訶薩」は「偉大な人」。

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≪参考文献≫
伏見友貴 (2013)『無量義経』
(無量義経徳行品第一)

 
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今日の言葉:
自灯明じとうみょう
(自分自身をよりどころとする)」
ゴータマ・シッダールタ
(紀元前460年頃~紀元前380年頃)

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無量義経(むりょうぎきょう)1

[キーフレーズ:お釈迦様しゃかさまから聞いた話]

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●原文
如是我聞。
にょぜがもん。

●書き下し文
かくごときをわれきき。

●訳
このように私は聞いた。

●解説
・多くの仏教経典きょうてんが、「如是我聞にょぜがもん」から始まる。
釈尊しゃくそんの教えを直接聞いた弟子が、「私はこのように聞いた」と言ってから、自分の聞いた内容を話した。

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●原文
一時仏住。王舎城。耆闍崛山中。
いちじぶつじゅう。おうしゃじょう。ぎしゃくせんちゅう。

●書き下し文
一時いちじぶつ王舎城おうしゃじょう耆闍崛山ぎしゃくせんなかじゅうしたまい

●訳
ある日の事であった。お釈迦様しゃかさまはマガダ王国の首都ラージャグリハにある耆闍崛山ぎしゃくせん(別名 霊鷲山りょうじゅせん)という山の中で暮らしていた。

●解説
・はじめに、『無量義経むりょうぎきょう』が、いつ・どこで・誰に対して説かれたのかを述べている。
王舎城おうしゃじょう
中インドのマガダ国の首都。ラージャグリハ。
耆闍崛山ぎしゃくせん
霊鷲山りょうじゅせんのこと。
王舎城おうしゃじょうの東北にあり、釈尊しゃくそんが晩年に説法せっぽうをした場所。名前の由来は、わしが多く、霊山れいざん(神と交信できる場所)だったことから。
釈尊しゃくそんが暮らしていた場所が王舎城おうしゃじょう(ラージャグリハ)の耆闍崛山ぎしゃくせん霊鷲山りょうじゅせん)。ここから、仏教の世界が開かれていく。
霊鷲山りょうじゅせん釈尊しゃくそん説法せっぽうをした場所であることから、日蓮にちれんはこの山を「霊山浄土りょうぜんじょうど」ともしょうした。

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≪参考文献≫
伏見友貴 (2013)『無量義経』
(無量義経徳行品第一)

 
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今日の言葉:
「水が一滴ずつでも滴り落ちるならば、水瓶みずがめを満たすことが出来る」
ゴータマ・シッダールタ
(紀元前460年頃~紀元前380年頃)

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無量義経(ムリョウギキョウ)とは 1

[キーフレーズ:とうとい道]

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無量義経むりょうぎきょうとは
曇摩伽陀耶舎どんまかだやしゃが訳した。
・481年成立。
大乗仏教だいじょうぶっきょう経典きょうてんの一つ。
法華三部経ほっけさんぶきょうの中の一つ。
智顗ちぎ無量義経むりょうぎきょう法華経ほけきょう開経かいきょう(序文)とした。

●漢字の意味
・無量・・・はかり知れないほどあること。
・量・・・はかる。相手の気持ちをはかる。分量をはかる。
・義・・・正しい道。道理。
・経・・・おはなし。
無量義経むりょうぎきょう・・・限りなくとうとい道の話。

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智顗ちぎによる無量義経むりょうぎきょうの区分け

無量義経むりょうぎきょうを3つに分ける。
序分じょぶん・・・
正宗分しょうしゅうぶんに入る前の糸口となる話。前書き。
正宗分しょうしゅうぶん・・・
正しいむね(教え)の話。本文。
流通分るつうぶん・・・
(その正しい教えを)広めてほしいという話。広めることによって功徳くどくが得られることから、流通分るつうぶん功徳分くどくぶんとも呼ぶ。

序分じょぶん・・・
無量義経むりょうぎきょう徳行品第一とくぎょうほんだいいち
正宗分しょうしゅうぶん・・・
無量義経むりょうぎきょう説法品第二せっぽうほんだいに
流通分るつうぶん・・・
無量義経むりょうぎきょう十功徳品第三じゅうくどくほんだいさん

序分じょぶん
無量義経むりょうぎきょう徳行品第一とくぎょうほんだいいち)・・・
通序つうじょ(どの経典でも説かれる話)と別序べつじょ無量義経むりょうぎきょうのみに説かれる話)に分ける。

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≪参考文献≫
伏見友貴 (2013)『無量義経』
(無量義経徳行品第一)

 
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今日の言葉:
「過去をやむな。未来をおそれるな。今ここだけに生きよ」
ゴータマ・シッダールタ
(紀元前460年頃~紀元前380年頃)