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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

プラマーナとは

{ キーフレーズ }
知るための手段

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●プラマーナの語源…
「プラ」:動詞の前に付く接頭語。
「マー」:「知る」という意味。
「アナ」:動詞の後に付く接尾語。「手段」という意味。

●プラマーナの意味…
「プラ+マー(知る)」+「アナ(手段)」

「プラマーナ(知る手段。認識の手段。正しい認識の手段。)」

認識する(知る・正しい認識をする)ための手段(道具)。

●プラマーナ(知る手段)の例…
色や形を知るためには、「視覚」というプラマーナを使う。
音を知るためには、「聴覚」というプラマーナを使う。
明日の天気を知るためには、データを元にして、
それを論理的に処理して結果に導く「推論」というプラマーナを使う。
このように、プラマーナは何種類かに分類される。

●身体に与えられたプラマーナ…
視覚
聴覚
触覚
嗅覚
味覚

●五感から得たデータを元にしたプラマーナ…
推論

●●身体の外にあるプラマーナ…
言葉

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≪参考文献等≫
・末木文美士 (1996)『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』新潮社
・サンスクリット語 一日一語
sanskrit-vocabulary.blogspot.jp/2015/04/pramanam.html
(アクセス日:2017/10/9)

 
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言の葉【ことのは】

「寸」(漢字の成り立ち)

{ポイント}
脈をはかる

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●寸(部首)…
寸(すん)

●寸(読み)…
スン
わず(か)

●寸(意味)…
① 測(はか)る。
② 寸(わず)か。僅(わず)か。少し。
③ 一尺の十分の一(長さの単位.約3㎝.)。

●寸(漢字の成り立ち)1…
「右手の手首に親指を当て、脈を測る事を示す文字」

(意味:) ①測(はか)る。

●寸(漢字の成り立ち)2…
「右手の手首に親指を当て、脈を測る事を示す文字」

「親指を寸(わず)かに添えて、脈を測る」行為から、

(意味:) ② 寸(わず)か。僅(わず)か。少し。

●寸(漢字の成り立ち)3…
「右手の手首に親指を当て、脈を測る事を示す文字」

「手首に親指を3㎝ほど当てて、脈を測る」行為から、

(意味:) ③一尺の十分の一(長さの単位.約3㎝.)。

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≪参考文献等≫
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社
・語源辞典
https://okjiten.jp/kanji876.html
(アクセス日:2017/10/8)

 
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言の葉【ことのは】

文節(間違えやすい区切り)2

●文節区切りのルール…
文節自立語(体言,動詞など)の前で区切る

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●文節の区切り(体言(名詞・代名詞)の前で区切る例)…

・「これは 私の 本だ。」

「これ」:指示代名詞
「私」:人称代名詞
「本」:普通名詞

 
・「あの 犬が 吠えた。」

「犬」:普通名詞

「ね」を入れて区切る、文節区切り法だと、
「あの犬が」で、一文節のように感じるが、
「文節は、体言の前で区切る」という文節のルールにより、
「犬」という普通名詞(= 体言)の前で区切る。

 
・「私が この 料理を つくった。」

「私」:人称代名詞
「料理」:普通名詞

「ね」を入れて区切る、文節区切り法だと、
「この料理を」で、一文節のように感じるが、
「文節は、体言の前で区切る」という文節のルールにより、
「料理」という普通名詞(= 体言)の前で区切る。

 
・「その 時、彼は 外に いた。」

「時」:形式名詞
「彼」:人称代名詞
「外」:普通名詞

「ね」を入れて区切る、文節区切り法だと、
「その時」で、一文節のように感じるが、
「文節は、体言の前で区切る」という文節のルールにより、
「時」という形式名詞(= 体言)の前で区切る。

 
・「鈴木さんは 進む ことに 決めた。」

「鈴木さん」:固有名詞
「こと」:形式名詞

「ね」を入れて区切る、文節区切り法だと、
「進むこと」で、一文節のように感じるが、
「文節は、体言の前で区切る」という文節のルールにより、
「こと」という形式名詞(= 体言)の前で区切る。

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≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/10/5)
・国語の文法 > 文法の基礎
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/10/5)
・中学国語のツボ > 中学国文法講座
www.geocities.jp/nm3032nakatsu/index.html
(アクセス日:2017/10/5)
・語源事典
https://okjiten.jp/index.html
(アクセス日:2017/10/5)

 
≪関連記事≫
修飾語とは (国語文法)
述語とは (国語文法)
主語とは (国語文法)
文節とは(国語文法)
「係り受け」とは (国語文法)

 
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言の葉【ことのは】

「象」(漢字の成り立ち)

●「象」(部首)・・・
「豕」(いのこ)

●「象」(読み)・・・
ショウ
ゾウ
かたち
かたど(る)

●「象」(意味)
① (動物の)象(ゾウ)。
② 象(かたち)。物の形。
③ 象(かたど)る。ある形に似せて作る。

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●「象」(漢字の成り立ち) 1…
「長い鼻のゾウ」の形

(意味:) ①(動物の)象(ゾウ)。

●「象」(漢字の成り立ち) 2…
「長い鼻のゾウ」の形

(漢字が動物の形を象(かたど)っていることから、)

(意味:) ②象(かたち)。物の形。
(意味:) ③象(かたど)る。ある形に似せて作る。

 
≪参考文献等≫
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社
・語源辞典
https://okjiten.jp/kanji876.html
(アクセス日:2017/9/30)

 
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mathematics【mæ`θəmǽtiks】

「+」記号の意味と由来

{ ポイント }
意味 1:加法
意味 2:正
由来 1:ラテン語
由来 2:樽

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●「+」記号の意味…
① 合わせること。加法。
② 超過。多すぎること。正。

●「+」記号の由来 1…
ラテン語の「et」
(英語でいう「and」)を走り書きしたら「+」になった。

●「+」記号の由来 2…
満杯にしてある樽の水を使った後に、
なくなったところまでの水面のラインに
「-」という印をつけた。
その後に水を足して(補充して)再び満杯にした際に、
補充した印として、
「-」に「|」という印をつけて「+」にした。
これが「+」の始まり。

●「+」記号を最初に使用した人物…
1489年、ヨハネス・ウイッドマンが
ライプツィヒで発表した『商業用算術書』の中で使いだした。
当時、ウイッドマンは「+」を、「plus」ではなく「mer」と呼んでいた。
著書の中で、
「「+」は「多すぎる」を意味する」
「1 + 4/5 を 9/5 と書く」と記しているので、
当時から、超過記号、加法記号の二つの意味で使っていたことがうかがえる。

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●ヨハネス・ウイッドマンについて…
英語表記:Johannes Widmann
生没年:1460~1498
出生地:エゲル(神聖ローマ帝国)
死没地:ライプツィヒ
国籍:ドイツ
出身大学:ライプツィヒ大学
異名:計算の名人

 
≪参考文献等≫
・岡部恒治(著) (2012)『身近な数学の記号たち』オーム社

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

観音経(かんのんきょう)19

●原文(正字体)
聞其稱觀世音菩薩名者
【●ゲンブン(セイジタイ)
モン ゴ ショウ カン ゼ オン ボ サツ ミョウ シャ】

●原文(現代字体)
聞其称観世音菩薩名者

●書き下し文
其の觀世音菩薩の名を稱ふるを聞かば
【●かきくだしブン
その カンゼオンボサツの なを となふるを きかば】
(「となふる」:ハ行下二段活用の動詞「となふ」の連体形。
「となふ」の活用例:「となへず/となへたり/となふ/となふるとき/となふれども/となへよ」
「(下一)るるれよ、(下二)るれよ、いいううう」より、下二段活用。
ハ行下二段活用:「へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ」
「を」:格助詞「を」。動作の対象を示す。直前語は連体形(体言)。)

●直訳
其(そ)の人が觀世音菩薩の名を稱(とな)えるのを聞けば、

●意訳
夜叉羅剎(ヤシャラセツ)に襲われた者が觀世音菩薩の名を稱(とな)えるのを夜叉羅剎が聞けば、

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社

 
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