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言の葉【ことのは】

上一段活用 (古典文法)

{ ポイント }
い + るるれよ

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●上一段活用である「いる」の活用
未然形・・・い
連用形・・・い
終止形・・・いる
連体形・・・いる
已然形・・・いれ
命令形・・・いよ

●「上一段」という名前の理由
活用の全てに
「い段」の音(ひ,い,き,に,み,ゐ)
が使われていて、
縦に「あいうえお」と書いた時、
「う」の「一つ上の段」が「い」だから、
「上一段」という名前が付けられた。

●覚え方
{ひ・い・き・に・み・ゐ}る
( えこひいきして見る )

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≪参考文献≫
・中原敬一 (1984)『1日1題・30日完成 古典文法』日栄社
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店

 
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言の葉【ことのは】

現在形(英語文法)

{ ポイント }
「現在形」は
「過去、現在、未来」に関わっている動作に使う形

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「現在形」は
「現在」「今この瞬間」
の動作を表す形ではない。

「現在形」は
「日頃から~する」
「日常的に~する」
というニュアンス。

・「日頃から~する」とは・・・
「数ヶ月前から、
毎日、又は、
毎日ではないが頻繁にやっていて、
明日も、数ヶ月後も多分やっている」
というようなニュアンス。

だから、
「現在形」は
「過去、現在、未来」に関わっている動作に使う形である。

・「日頃から~する」の例・・・
仕事としてやっていること。
趣味でよくやっていること。
毎日の習慣。
週に一度の習慣。

・「日頃から~する」というニュアンス以外で「現在形」を使う例‥‥
不変の真理。常に成り立つ真理。
科学の法則。
世の中の慣習や決まり事。
ほぼそうなるであろう未来。

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・「日頃から~する」の英文例・・・
He plays baseball.
彼は(日頃から)野球をする。
「彼は、数ヶ月前に
野球チームに入って、
週に5日以上は練習や試合をしている。
明日も、数ヶ月後もたぶん野球をしているだろう」
というようなニュアンス。

・「仕事としてやっていること」の英文例・・・
What do you do(for a living)?
直訳:
「(生活のために)あなたが
数ヶ月前からやっていて
数ヶ月後もやっているであろうことは何ですか?」

「あなたの仕事は何ですか?」

・「趣味でよくやっていること」の英文例・・・
What do you do for fun?
直訳:
「楽しみのために
あなたが数ヶ月前からやっていて
数ヶ月後もやっているであろうことは何ですか?」

「あなたの趣味は何ですか?」

・「ほぼそうなるであろう未来」の英文例・・・
The first train leaves at 5:05.
電車の始発時刻は5時5分です。
「始発時刻は、
昨日も今日も5時5分で、
突発的な事故でもないかぎり、
明日も5時5分で、
変更や突発的な事故でもないかぎり、
数ヶ月後も5時5分である」
というようなニュアンス。

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ちなみに
「現在」「今この瞬間」
の動作を表す形は
「現在進行形」
になる。

 
≪参考文献等≫
・Evine (2007)『Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル』アルク
・『ネイティブの英語感覚を身に付ける』

(アクセス日:2017/8/13)

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

さいこうの法華経講座 1

{ 手掛かり言葉 }
己か何者なるか
【 { てかかり ことは }
おの か なにもの なる か 】

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何故に法華三部経を読み解くか
一語一語解くうちに
常しなえなる仏に会ひ
しかし己か何者なるかを覚り
この世に於ける生き方を学ふ
【 なにゆえ に のり の はな みつへ の のり を よみとく か
ひとこと ひとこと とく うち に
とこしなえ なる ほとけ に あひ
しかし おの か なにもの なる か を さとり
このよ に おける いきかた を まなふ 】

(解き
のり の はな みつ へ の のり:法華三部経
常しなえたる仏:久遠本仏
しかし(然し):そして
【とき
のりのはなみつへののり:ホッケサンブキョウ
とこしなえ たる ほとけ:クオンホンブツ
しかし:そして】)

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≪参考文献等≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・『さいこうの法華経講座 無量義経 徳行品 第1(1)』(youtube動画)

 
≪関連記事≫
法華三部経(ほっけさんぶきょう)とは
法華経とは
五時(ごじ)とは
釈尊の考え 1
釈尊の考え 2

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

無量義経(ムリョウギキョウ)23

{ キーフレーズ }
一滴の法
【ひとしつく の のり】

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⚫︎原文【もとあや】
以淹欲塵
【イ エン ヨク ジン】

⚫︎書き下し【かきくたし】
以て欲の塵を淹し
【もて ほし の ちり を ひたし】

⚫︎訳き【とき】
滴 欲の穢れに浸みて
【しつく ほし の けかれ に しみて】

●説き【とき】
一滴の水なりとも
乾たる土の上に落つは
其処のみ塵立たぬ
一滴の法なりとも
欲の上に落つは
其処のみ欲鎮まる
【ひとしつく の みつ なり とも
ひたる つち の うへ に おつ は
そこ のみ ちり たたぬ
ひとしつく の のり なり とも
ほし の うへ に おつ は
そこ のみ ほし しつまる】
(今言【いまこと】
は:~ならば
法:仏の法【のり:ほとけ の のり】)

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・やまとことばのみちのく

(アクセス日:2017/8/9)

 
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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ)59

{ キーワード }
五行

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●原文
齊五行之序
【セイ ゴ ギョウ シ ジョ】

●原文(現代字体)
斉五行之序
【セイ ゴ ギョウ シ ジョ】

●書き下し文
五行の序でを齊へり。
【ごぎょう の ついで を ととのへ り】

●書き下し文(現代字体)
五行の序でを斉へり。
【ごぎょう の ついで を ととのへ り】

●訳(と)き
五行の順序を齊へた。
【ごぎょう の じゅんじょ を ととのへ た】

●説(と)き
・五行・・・
木火土金水により 世 成り立てりとする考へ。
【もくかどこんすい に より よ なりたて り と する かんがへ】
(「り」: 完了の意(こころ))

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●言葉の意味
・序(部首)・・・
广
まだれ
・序(読み)・・・
ジョ
つい(で),はしがき,まなびや
・序(意(こころ))・・・
順番。順序。
序文。始めに書く短い文章。
まなびや。古代中国の学校。
・齊(部首)・・・

せい
・齊(読み)・・・
セイ,サイ
ととの(へる),ひと(しひ),ものいみ
・齊(意(こころ))・・・
整へる。等しくする。
等しひ。
ものいみ。身心(みこころ)を清めること。

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《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/8/8)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2017/8/8)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第137回)

(アクセス日:2017/8/8)

 
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聖書學

60分でわかる旧約聖書 1

{ キーワード }
モーセ

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●モーセ五書とは・・・
旧約聖書の最初の五書である、
創世記、出エジプト記、レビ記、民數記、申命記を指す。
本來は「ひとつの書」なり。

●モーセ五書の二つ名(ふたつな)・・・
トーラー(教へ)。

●モーセ五書の著者・・・
モーセ。

●モーセ五書の内容・・・
モーセが誕生する前の歷史。
神からモーセへの啓示。

●イエスの見解・・・
創世記をモーセの著作だと認めてゐる。

●創世記を書いた目的
カナンの地に入る予定のイスラエル人に、
イスラエルの歷史を知らせるため。

●モーセが伝えたかった事
天(あめ)と地(つち)の始まり。
人(ひと)の始まり。
罪の始まり。
イスラエル民族の始まり。
神による、人(ひと)を救ふための計(はか)り事。

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≪参考文献等≫
・『#1 創世記【60分でわかる旧約聖書】 東京再収録版 中川健一』(YouTube動画)
・The World English Bible
(アクセス日:2017/8/7)

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

現代諸学と仏法 11

{ キーフレーズ }
覚(さと)り了(おわ)った

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●本文の大意

梵語のブッダ(仏陀)は
漢語では「覚者」と訳す。

これは「悟った人」の意だが、
悟りとは抑(そもそ)も「唯自覚了(ゆいじかくりょう)」の事である。

「唯(ただ)自(みずか)ら覚り了(おわ)った」者であるから、
「唯自覚了」の者が「覚者」となった。

「唯自覚了」を縮めて「自覚」という言葉になり、これが現代でも盛んに使われている。

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《参考文献等》
・石田次男, 本橋雅史(1986)『現代諸学と仏法』日経企画出版局
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/8/6)

 
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文花【あやはな】(文学)

源氏物語 若菜(わかな)19

{ キーフレーズ }
引っ越しの準備

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●原文

移ろはせたまはむほどの
【うつろは せ たまは む ほど の】

 
●原文に漢字を付加

移ろはせ給はむほどの
【うつろは せ たまは む ほど の】

 
●訳
お移りあそばす時の

 
●意訳
お移りあそばすための

 
●解説

・「移ろは(うつろは)」・・・
自動詞。
意(こころ):引っ越す
「うつろふ」の未然形。
ハ行四段活用。

・「せ」・・・
助動詞。
敬いの意(こころ)。
「す」の連用形。
下二段型活用。

・「たまは」・・・
補助動詞。
敬いの意(こころ)。
「たまふ」の未然形。
ハ行四段活用。

・「む」・・・
助動詞。
推量(予定)の意(こころ)。
「む」の連体形。

・「ほど」・・・
頃。時。

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≪参考文献≫
・山岸徳平(校注)(2010)『源氏物語』岩波書店
・吉野信子 (2015)『カタカムナ 言霊の超法則』徳間書店
・やまとことばのみちのく

(アクセス日:2017/7/31)

 
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言の葉【ことのは】

未然形とは (古典文法)

{ ポイント }
動作の未完了

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⚫︎「未然」・・・
未(いま)だ然(しか)らず。
まだ、そうなっていない状態。

⚫︎「未然形」・・・
動作が終了していない時に使う形。

⚫︎後に付く助動詞・・・
「ず」(打消し)
「む」(推量)
「ば」(仮定)

 
≪参考文献≫
・中原敬一 (1984)『1日1題・30日完成 古典文法』日栄社
・大野晋 (1987)『文法と語彙』岩波書店
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店

 
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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ)58

{ キーワード }
陰陽(いんよう)

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( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )

●原文
乘二氣之正
【ジョウ ニ キ シ セイ】

●原文(現代字体・現代仮名遣い)
乗二気之正
【ジョウ ニ キ シ セイ】

●書き下し文
二氣のを正しきに乘り、
【ふたいき の ただしき に のり】

●書き下し文(現代字体・現代仮名遣い)
二気の正しきに乗り、
【ふたいき の ただしき に のり】

●訳
陰陽の正しい流れに乗り、
【いんよう の ただしい ながれ に のり】

●解説
・二気・・・
陰と陽。

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《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/8/2)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2017/8/2)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第137回)

(アクセス日:2017/8/2)

 
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